足首捻挫の後遺症
2021.12.17こんなお悩みありませんか?
- 捻挫をして数週間もたつのになかなか痛みが治まらない。
- 1か月前に捻挫をしてから正座がしにくい
- 歩くたびに足首が少しズキズキする
- いつまで痛みが続くんだろう?
子供のころや運動をしている際に、足首の捻挫を経験したことがある方はたくさんいると思います。
子供のころや学生の頃に経験した方は「捻挫くらいすぐ治る」と思っている方が多いように感じます。
実際は、大人と子供では損傷の程度が違っていることが多いのです。
捻挫の重症度
①軽度損傷・・・・関節周囲の軟部組織損傷。内出血無し。
子供のケガに多い
②中程度損傷・・・関節周囲の軟部組織損傷。内出血あり。
足関節にある靭帯が伸びている可能性あり。
③重度損傷・・・・関節周囲の軟部組織の断裂、または骨折の可能性あり。
足関節のグラつきあり
学生の時にスポーツをしていておこる捻挫のほとんどは、軽度の捻挫なことが多いです。
そのため、大人になってからも捻挫は大したことの無いケガだと思っている方が多いのです。
普段からスポーツをする習慣がなくなって、年齢が30歳を過ぎてくると捻挫といっても中程度損傷が多くなってきます。
関節の柔軟性が低下してくるためです。
中程度損傷で靭帯が伸びている場合、1週間の固定処置が望ましいです。
固定期間は動きにくくなってしまうため、実際にはテーピングである程度動かすことができるように処置しますが、関節の動揺性を制限することで痛みを早く引かせることができます。
痛みがなかなか治まらない方
治療に行く時間がなかなか取れずに適切な処置ができなかったり、捻挫くらいと軽視してしまうと、なかなか痛みが治まらない場合があります。
歩くたびに痛みが出たり、正座をすると痛む。
階段を降りるときに痛いなど、日常生活に様々な支障をきたしてしまいます。
関節周囲の軟部組織の回復まで安静が保てないと、完全に痛みが引くまでに倍くらいの時間がかかってしまうことも少なくありません。
当院でできること
痛みが長引いている方への処置として、鍼灸治療をお勧めします。
鍼灸は痛みを消すのが得意な治療法です。
鍼灸治療と関節の負担を軽減させるテーピングをして治療を進めていくことで、日常生活に支障が出ないよう回復させるのが目標です。
けして治らない痛みではありませんので、痛みが長引いている方はご相談ください。