朝起きにくい
2021.09.02東洋医学では、「朝起きにくい」という症状は、何らかの影響により五臓六腑が弱り、体力・活力が乏しくなっていると考えます。
五臓六腑の働きが低下する要因として考えられる、気・血・水の状態を診ていきます。
①気力の低下がどれくらいか?(気虚)
②血流は停滞していないか?(瘀血)
③水分の代謝は悪くないか?(水毒)
多くの場合、「貧血」「冷え症」「胃腸の働きの低下」がみられます。
貧血があったり、身体が冷えると内臓機能が低下します。
内臓機能が低下すると、身体の活動(筋肉の活動)が低下します。
治療
基本的な治療目標として、胃腸の働きを整え、代謝を良くしていきます。
身体を温め、内臓機能を活発にすることでエネルギーの消化吸収を促進し、疲労物質の排出を促します。
身体の中から整える鍼灸治療
当院で使うお灸は、ほんのり暖かいお灸でリラックス効果も高く、内臓の調子を整える効果が高いお灸です。
また、鍼は刺激の少ない極細の鍼を使いますので、ほとんど痛みを感じることなく受けていただけると思います。
食事
低血圧には高カロリー食を。特にたんぱく質が活力を取り戻すいい栄養になると言われています。
また、鉄分が不足してしまうと血液の細胞への酸素供給が遅くなってしまいますので、鉄分を補うことも効果的です。