骨盤のゆがみ
2021.09.24骨盤のゆがみとは
骨盤が前後・左右に傾いている状態、または身体に対して回旋している状態を「骨盤がゆがんでいる」といいます。
骨盤が傾く原因
①足の長さが左右で違っている方
→足を組む、横座りをするクセがあると骨盤が左右に傾きやすくなります
②背骨のズレや側弯症などによるもの
→骨盤が前後・左右に傾く
③筋肉の緊張によるもの
→骨盤周囲の筋肉の緊張のアンバランスによって骨盤が左右に回転してしまう
④妊娠で上からの圧力により骨盤が広がる
治療
一概に骨盤のゆがみといっても、簡単に治るものから時間がかかるものまで様々なケースがありますので、状態からどのような治療方針がいいのかについて事前にお話しさせていただきます。
<関節や筋肉由来のもの>
骨盤のゆがみの多くは、筋肉のアンバランスや股関節のはまり具合が原因ですので、筋肉と股関節の調整をして戻していきます。
特に足をくむクセがある方は、左右どちらかの股関節のはまりが浅くなっていることが多くみられます。
<骨格が原因のもの>
背骨の問題からの骨盤のゆがみは、ズレが大きいことが多く、痛みや不調がでやすい特徴があります。
背骨の状態を治療していく必要がありますので、矯正で正しい位置に戻します。
普段の意識も大切になってきますので、ストレッチやトレーニング課題を出す場合もあります。
「正しい姿勢」がどんな姿勢なのかを知ることで、自分でも姿勢の意識がつき、習慣にしていくことでゆがみのない身体作りをしていきましょう。
産後の骨盤矯正
産後の骨盤の広がりはご存じの方も多く、「トコちゃんベルト巻いてました」という話もよく耳にします。
妊娠中や産後は骨盤周囲の関節は緩くなっています。
赤ちゃんがスムーズに生まれるように、関節を支える靭帯の柔軟性が高まるからです。
関節が緩くなっているために産後は骨盤がズレやすいですが、反対に矯正して正しい位置に戻しやすいという利点もありますので、もともとあったズレも戻しやすくなっています。
姿勢や骨盤に不安を感じている方は、この時期が矯正にとってベストな時期といえます。
また、産後は背中や腰・股関節に痛みが出たりしている方も多く見受けられます。
これらの症状も骨盤が原因になている可能性がありますので、お気軽にご相談ください。