顔のほてり・のぼせ(ホットフラッシュ)
2021.10.14顔のほてりやのぼせ(ホットフラッシュ)は、急に顔や上半身が熱くなって汗が出て数分でおさまる症状です。
原因の一つとして女性ホルモンが関係しているといわれていますが、つまりは自律神経の働きが乱れておこる症状の1つです。
鍼灸治療が効果的
自律神経の乱れが原因ですから、自律神経の働きを安定させるためのツボを使って鍼やお灸で整えていきます。
ほてりやのぼせは特に、気と水の流れを診ます。
気と水の流れが滞ると身体の熱がうまく発散できなくなり、身体の中に溜まった状態になります。それが、ほてりやのぼせとして現れるのです。
発汗は身体を冷やすための反応です。
また、足の冷えを伴っていることがあります。
足に行くはずの熱エネルギーが足に到達できていないことが考えられます。
身体全体ににエネルギーを流すのは気の役目ですから気の巡りを良くしていきます。
また、昔から言われている言葉で「頭寒足熱」という言葉があります。
身体にとって、「頭は冷やし、足を温めるのが良い」とされた言葉であり、私たちが身体の状態を診るうえで大切な要素です。
自律神経の乱れに対するセルフケアを行うときは、「頭寒足熱」を意識してもらうと良いと思います。