夜なかなか眠れない(不眠症)
2021.09.09不眠のタイプ
①入眠障害型・・・夜、寝床に入っても30分以上寝付くことができない
②睡眠維持障害型・・・眠りについても熟睡できないため、夜中に何度も目が覚めてしまう。(途中覚醒型)目覚めたいと思う2時間以上早く目が覚めてしまう(早朝覚醒型)
不眠症によって起こる様々な症状
夜眠れないことによって起こる症状は様々です。
- ・頭痛
- ・のぼせ
- ・肩こり
- ・疲労感
- ・気力の低下
- ・イライラ
- ・不安
- ・興奮
- ・便秘
- ・冷え
東洋医学での診断
不眠症は、心・肝・腎の働きの調和の乱れと考えます。
当院では、さらに細かく分類してアプローチしていきます。
・みずおちのつかえ感、便秘がある(実証)
・手足がほてって夜眠れない(中間証・水滞)
・心身ともに疲労し、神経の疲れもみられる(虚証・心腎)
・物忘れがひどく、貧血、動悸がある(虚証・腎)
・体力がなく、不安が強い、抜け毛が多い、手足が冷える(虚証・心腎)
治療
不眠症の治療に使うツボは不思議と身体の中心に近い部分に多くあります。
ポイント①
より良い睡眠をとるために、内臓の働きを活発にして体内で熱を作りだす力を高めます。
ポイント②
代謝を上げ、体内の水分を常に新鮮に保てるようにしていきます。
身体の活力は細胞の働きによって左右されます。細胞が活発に働くためには新鮮な水分が必要であり、循環が大切になってきます。
池の水のように、循環していない水は淀んできます。
川のように、流れている水は新鮮さを保ちます。
体内の水においても、同じことが言えるのです。
気・血・水の調和を整えることで、身体の機能が正常に働いてきますので、不眠症に伴う様々な症状も自然におさまってくることが沢山あります。