血流を良くする3つの習慣
2023.07.20血流を良くするということは身体にとってとても大切なことです。
血流が指摘されるものとして、
「冷え症」「静脈瘤」「心筋梗塞」「脳梗塞」などの病気がありますが、
より広い視点でみると「若さ」「寿命」にも影響を及ぼしています。
また、「耳鳴り」や「不眠症」などの自律神経系の疾患に関しても
血流を良くすることが大切とされています。
東洋医学の考え
一概に「血流がわるい」といっても、血流が悪くなる要因は様々です。
東洋医学では、3つに分けて考えます。
〇気虚・・・・・・血がつくれない
〇血虚・・・・・・血が足りない
〇気滞・瘀血・・・血が流れない
血がドロドロで流れが悪くなっているのは、気滞・瘀血にあたります。
貧血は、気虚・血虚にあたります。
また、自律神経系の調節にとても大切な役割を果たしているセロトニン、ドーパミンなどの脳内の神経伝達物質も血流によって左右されます。
もし、貧血などによって慢性的に脳の血流が不足すると、
脳はいつも通りの活動ができなくなり、うつ症状やめまいなど様々な症状をきたす可能性があります。
自律神経失調症と診断された患者さんが
「鉄分を補い、朝日を浴びる習慣をつけましょう」
と言われるのは、
身体の血液を作り、身体全体に循環するという基本的な機能が低下している可能性があるからなのです。
血流を良くしましょうというとき、
その原因となっているところはどこなのか?
治療と共に普段の生活の中で気をつけていくことで、体質改善につながってきます。
血流を良くする3つの習慣を身につけましょう!
大きな深呼吸をする。
息を吸う前に、これ以上はききれないくらいしっかりと息をはききります。
その後、肺の中いっぱいに酸素を取り込むように大きく息を吸いましょう。
これを、3~5回してください。
鉄分を補いましょう。
鉄分には、「ヘム鉄」と「非ヘム鉄」があります。
ヘム鉄は、動物性で肉や魚の赤身に含まれる鉄分です。
非ヘム鉄は、植物性で野菜や豆腐、海藻類に含まれる鉄分です。
「ヘム鉄」の方が鉄分としての吸収効率がいいため、積極的にヘム鉄を補うようにしましょう。
一日1回のストレッチ習慣
アキレス腱、肩関節、股関節を伸ばしましょう。
ふくらはぎは、第二の心臓といわれるくらい血流を良くしてくれる筋肉です。
肩関節・股関節は身体の中で特に大きく動く関節です。
これらの筋肉・関節をしっかり動かすことが血流改善に効果的です。