不眠症
2021.04.08原因
精神的・肉体的ストレス
期限や時間に追われて仕事をしている
介護や夜勤で夜眠ることができない
栄養が偏った食事
など様々な要因が重なって起こると考えられています。
この様な生活習慣で過ごしていると、自律神経の調整が乱れてくるため、不眠の他に耳鳴り・めまいやふらつき・頭痛などの症状が現れることもあります。
身体の機能
血液には、身体の筋肉・各臓器に栄養と酸素を運び、老廃物を回収する働きがあります。
身体が健康的に活動するためには十分な栄養と酸素を身体全体に送り、いらないものを外に出す機能が正常に働いていることが大前提となります。
栄養と酸素の供給には優先順位がある
人間の身体は、常にすべての細胞や臓器がフル稼働しているわけではありません。
脳で物事を考えたりしている時は、脳への栄養・酸素供給を増やし、
睡眠中などの脳が休んでいる時は、内臓への栄養と酸素供給を増やし、新たな栄養を取り込むと同時に、いらないものを体外へ排泄する機能を活発にします。
眠れない要因
布団に入ってから考え事をしてしまう
寝る前にパソコンやスマホを見ていることが多い
育児や介護で夜間起きなければならないことが多い
寝る前の1時間くらいはパソコンやスマホをみないように気をつけましょう。脳への血流が優先されて、目がさえてしまうのでなかなか眠れなくなったりします。
活動と休息のメリハリが大事
動くときは動く。休む時は休む。このメリハリが無くなってしまうと身体が危険信号を出し始めます。
それが、めまい・ふらつきや耳鳴り・動悸・息切れなどの原因不明の症状です。
日本人には、休むことへの抵抗がまだまだ大きくあると思います。
「休む = なまけている」の概念を、
「休む = 活動できる身体に戻す」に変えましょう。
お仕事や介護でどうしても休めない方
まずは1日に30分~1時間でかまいません。
何も考えずに横になる時間を作ってみませんか?
お風呂につかっている時間だけでも目を閉じて何も考えないようにしてみるのも1つの方法です。
「何も考えない」とは、意識を自分の身体に向けることです。
今の自分の身体の状態がどのようになっているのか?
身体のゆがみは?
痛みがある場所は?
呼吸が早くなっていないか?また、浅くなっていないか?
床や布団との接している感覚は?
頭の先から足の先まで順番に自分の身体と向き合ってみてください。
そうしているうちにリラックスして脳に集中していた血流が内臓へと移行していきます。
少しでも良い眠りにつけますように。