手のしびれ
2021.03.19- 朝起きたら手がシビレている
- 疲れてくると手がシビレる
- 手のシビレが常にあり、日によってシビレの度合いが違う
この様なお悩みありませんか?
手のシビレ
まず、シビレは神経が何らかの障害を受けていると考えます。神経は大きく分けると中枢神経(脳)と末梢神経に分けられます。中枢神経に関しては病院で検査してもらわないと原因が分かりませんが、末梢神経の障害は検査で分かります。
末梢神経の障害による手のシビレについて
神経には圧迫されたり引っ張られたりするとシビレがでるという特徴があります。
手の神経は首の頸椎から出て鎖骨の下・肩関節の前を通り、指先まで通っています。
<神経の圧迫が起こりやすい部位>
- 頸椎脊柱管
- 頸椎椎間関節
- 頸部斜角筋の筋溝
- 肩関節前面(胸部)
- 肘関節
<神経が引き延ばされやすい部位>
- 頸部から肩関節にかけて
※青く表示しているのが腕の神経
治療
患者様の訴えと検査からシビレの原因になっている部位を特定していきます。
手のシビレの多くは筋肉の緊張によるものであり、神経の走行上に筋肉の異常緊張がみられます。
<神経圧迫に影響している主要な筋肉>
- 斜角筋
- 小胸筋
- 円回内筋
- 回外筋
- 橈側手根伸筋
脊柱管や頸椎ヘルニアの影響によるシビレでなければ、筋肉の緊張が緩むと軽減・消失します。
セルフケア
先ずは、普段の生活でシビレを発生させている要因を見つけることが大事です。
頸部や肩関節周囲にに筋肉の緊張があるのであれば、正しい姿勢を心がけましょう!
肘関節で緊張が強くでているのであれば、腕の負担を軽減させましょう!
椎間関節や脊柱管の問題がある場合は、頸椎にかかる負担を減らすことが大切です。
普段から姿勢に気をつけたり、ストレッチで筋肉をよくほぐしてあげることで少しでも良くなっていただきたいと思います。