ゆう鍼灸治療院・整骨院 : 大阪府泉南市
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片頭痛の意外な原因

2020.12.24

先日、頭痛の症状で来院された患者さま。

 

患者さまの気になる部分は、肩こりや全身の疲れ。

そして、2日前から右側の頭痛がで始めた。

普段、頭痛に悩まされる事はあまり無いので、

頭痛がとにかく辛いとのこと。

「頭痛薬を飲んだとしても、その場限りのような気がして・・・」とおっしゃっていました。

 

 

頭痛、辛いですよね。

 

問診していくと、
花粉症などのアレルギーがあり、慢性鼻炎もあることが分かりました。

 

検査

触診で頭、首、鎖骨の下の筋肉の緊張をみると、全て右側の緊張が強い。
顔の頬骨の下を押すと、右側だけ中にズーンと響くような痛みあり。

 

評価

筋緊張性頭痛の可能性もありますが、

頬骨部に圧痛があったので鼻炎からくる頭痛の可能性があると判断しました。

 

もともと鼻炎のある方は、

鼻炎が原因の頭痛がおこっている可能性

もあります。

 

この原因って、とても単純なのですが、

鼻づまりや鼻水が多い時って、鼻をよくかみますよね。

 

鼻炎をお持ちの方はお分かりかと思いますが、

「フーン!!」って一日に何度も何度も鼻をかむ。。。

なんてことは、しょっちゅうではないでしょうか。

 

もうそれだけで、鼻の周りや顔や頭全体にも圧がかかり、

肩や首、頭にかけても筋肉がこわばります。

 

鼻づまりになって、流れが詰まってしまっている時は、溜まった水は副鼻腔へ、体はリンパ管を使ってたまった水を流そうとします。

それが流れきれずに水が副鼻腔に溜まると、副鼻腔が炎症を起こしてしまいますので注意が必要です。

 

リンパ管は細いため一度に大量の水分が流れると圧力が高まり、より体へ負担がかかり、緊張を強めてしまいます。

そのため、頭痛が現れるのです。

 

 

お体の症状や、普段からの鼻症状、それらを聞いて、副鼻腔の炎症があるのではないかと気になった場合は、もちろんお薬の有無の確認や、耳鼻咽喉科への受診のお話もします。

 

治療

今回の場合ですと、アレルギーなどの過剰反応による分泌過多が考えられます。

 

身体へのアプローチは、水の排泄がうまくいっていないことが治療ポイントになりますので、

先ずは鼻の通りを良くするため、経絡の流れを意識した施術を行います。

 

そして、患者さまの大きな悩みになっていた片頭痛は、

痛みがでている頭部から首にかけての筋肉が緊張していたので、首の骨の歪みを整えながら、緊張を緩めていきます。

 

今回は、鼻症状も原因のひとつでしたが、

頭痛の多くは、首へのアプローチで痛みが軽減したとのお声をいただいています。

 

 

時折現れる片頭痛にお悩みの方は、

その時に鼻炎の症状が強く出ていなかったか・・・

なども、一度気にかけてみてくださいね。

 

もし、心当たりがあれば、

この頭痛は、

「あ、鼻かみすぎて、首とか肩・頭が、緊張して凝っているかもしれない」と考えることもできます。

 

そうすると、

お風呂にゆっくりつかってみよう

マッサージをうけよう

鼻や目の周りを温めよう

など、ご自分でもできる対処もみつかりますね^^

 



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