五十肩の治療
2020.02.04先日、当院に来られた患者様で典型的な五十肩の患者様がいらっしゃいました。
※五十肩とは通称名で、正式には肩関節周囲炎といいます。
検査をしてみると、
・痛みの可動域テストの結果
肩関節 屈曲120°、外転90°で痛みが出てそれ以上上げることができない。
・筋緊張検査
広背筋、棘下筋、小円筋、大円筋、肩甲下筋に緊張と異常硬結あり
そこで、どのように治療していくのが一番早く回復に向かうか考えます。
鍼灸と手技療法の併用が今回の施術内容です。
<治療配穴>
肩髎、肩偶、天宗、肩井、秉風、大結節部、天柱、風池 置鍼10分
置鍼中にその他の身体のバランスを診て整える
<治療後>
可動範囲はそれぞれ10°程度の改善ではあるが、
痛みは10から6程度に減少した。
筋肉の反応は良いほうでしたので、1回目の鍼刺激で大まかな筋緊張は取れました。
表面の緊張が取れてしまえば、あとの細かい部分は徐々に取れてくるだろうと予測しました。
<評価>
疼痛を抑えることで、かばう動きがなくなり自然な筋活動を促すことができる。
それにより、血液の滞りが解消され石灰沈着の吸収も早くなると考えられる。
その後の治療は2回ほど停滞状態でしたが、疼痛・可動域制限とも回数を重ねるごとに改善していっています。
やっぱり鍼の効果は素晴らしい!!