つらい症状が続くと、どうしても「痛み」や「できないこと」に目が向いてしまいがちになり、リハビリにも消極的な気持ちになってしまいます。 こけないか不安になる、痛みに気持ちが臆病になるなど、その一歩を踏み出せない場合があります。私たちは、痛み・倦怠感への治療はもちろんのこと、まずはどのように動くと動きやすいのか、どのように動くと安心して歩けるのか、ご自身の状態を知ってもらうことから始めます。安心安全な環境・気持ちの土台があってはじめて、人は前に向いて進む力を発揮することをこれまで何度も経験しました。だからこそ、痛みへの治療と同時に、患者さまと一緒に「大丈夫」を確認しながら、ご自身の動ける範囲を広げていきます。せめて自分で着替えができるように。少しでも散歩に出られるように。 私たちは、患者さまにとって一番必要なことやご希望に合わせて、ご本人・ご家族と共に考え、ベストな治療を行ないます。

長い闘病生活では、思うように動けないもどかしさ、つらさに失望や不安、イライラがふくらみ、「身体がしんどい」「つらい」「眠れない」など、在宅療養されている方の声は様々です。薬を使 わずに、副作用なく痛みを緩和させること、身体を軽くすることは、私たちの得意分野。身体のこわばりを緩めること、血行を良くすることで痛みが緩和され、身体が軽くなります。やさしい刺 激で、気持ちよく穏やかに休めるように施術をしていきます。 私たちが訪問施術に入ることで、「その時間だけでも楽になる」「眠れる」「安心する」という声をいただいています。 「しんどい」「つらい」がゆるむ時、患者さまの顔が穏やかな、安らかな表情になり、その間「ホッとする時間ができる。」とご家族の方も喜ばれます。 私たちは、医師・ケアマネジャーと連携をとり、鍼灸師としてできる最大限の痛みのケア、心のケアをいたします。